縄文杉とは
1966年、岩川貞次氏によって発見された標高1280mにある樹高25.3m・周囲16.4mの屋久島最大の屋久杉です。
推定樹齢は2140年以上、一説では7200年ともいわれ、屋久島のシンボル的存在として知られています。
名前の由来は、縄文時代より生きているという意味で付けられたという説と、瘤だらけで枝がうねる樹形が縄文土器に似ているからという説があります。
現在は保護のため樹の周囲へは近づけませんが、観察のための展望台が設けられています。また、縄文杉へは往復8〜10時間程の本格的な登山が必要となります。
荒川登山口ルート:
トロッコ軌道を通る最も一般的なコースです。往復22km、8〜10時間程度かかります。
トロッコ軌道
トロッコ用のレールが大株歩道入口まで約8km続いています。現在も作業用のトロッコが通っているので注意が必要です。
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愛子杉
樹高26.2m。愛子岳に向かって伸びているのでこの名前が付きました。
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太忠橋
トロッコ軌道が通る欄干のない橋。荒天時は注意が必要です。
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小杉谷橋
安房川にかかる42m程の橋。川へ下りることもできます。
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2. 小杉谷小中学校跡
かつて存在した集落の跡地です。東屋があり休憩もできます。
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3. 楠川分れ
白谷雲水峡方面へ向かう山道が分岐しています。
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三代杉
樹高38.4m。倒木の上に育った樹齢1000年程の巨木が300年程前に伐採され、現在はその上に新たな杉が育っています。
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5. 大株歩道入口
ここでトロッコ道は終わり、急な山道が始まります。
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翁杉
推定樹齢2000年の苔で覆われた巨木でしたが、2010年に幹が根元より折れてしましました。
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ウィルソン株
周囲16.4mもある巨大な切り株です。中は10畳程の空洞になっており入ることもできます。
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大王杉
樹高24.7m、周囲11.1m。推定樹齢は3000年。 縄文杉が発見されるまでは最大の屋久杉といわれており「大王」の名が付けられました。下部割れ目があり中は空洞になっています。
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夫婦杉
3m程離れた二本が10m程の高さにある枝でつながっている珍しい屋久杉です。推定樹齢 右:2000年、左:1500年。
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6. 縄文杉
大株歩道入口から縄文杉まで片道2時間程度です。午後1時にはここを出発しないと日暮れまでに帰りつけないので注意してください。
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ウイルソン株
推定樹齢3000年、周囲13.8mの巨大な切り株。1586年、豊臣秀吉が方広寺(大阪城とも)を建立するために伐らせたと伝わっています。
中は10畳程もある大きな空洞で、泉が湧いており祠が祀られています。
名前は大正時代に大株を紹介したアメリカの植物学者ウィルソン博士にちなみ名付けられました。
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